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三角形
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さんかくけい
ふりがな文庫
“
三角形
(
さんかくけい
)” の例文
(いろは)のことなり、
唯
(
と
)
見
(
み
)
れば
大廈
(
たいか
)
嵬然
(
くわいぜん
)
として
聳
(
そび
)
ゆれども
奧行
(
おくゆき
)
は
少
(
すこ
)
しもなく、
座敷
(
ざしき
)
は
殘
(
のこ
)
らず
三角形
(
さんかくけい
)
をなす、
蓋
(
けだ
)
し
幾何學的
(
きかがくてき
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
ならむ。
神楽坂七不思議
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
その
形
(
かたち
)
にも
種々
(
しゆ/″\
)
變
(
かは
)
つたのがあつて、
長
(
なが
)
い
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
形
(
がたち
)
、
柳
(
やなぎ
)
の
葉
(
は
)
の
形
(
かたち
)
のようなものや、
三角形
(
さんかくけい
)
のものや、また
二
(
ふた
)
つの
脚
(
あし
)
のついたもの、その
脚
(
あし
)
が
長
(
なが
)
くなつてゐるもの
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
遠いものは
橙
(
だいだい
)
や黄いろではっきりし、近いものは青白く少しかすんで、あるいは
三角形
(
さんかくけい
)
、あるいは
四辺形
(
しへんけい
)
、あるいは
電
(
いなずま
)
や
鎖
(
くさり
)
の形、さまざまにならんで、野原いっぱいに光っているのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして、まるい
大空
(
おおぞら
)
の
一角
(
いっかく
)
を、
三角形
(
さんかくけい
)
にくぎっていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
元來
(
ぐわんらい
)
岸
(
きし
)
の
柳
(
やなぎ
)
の
根
(
ね
)
は、
家々
(
いへ/\
)
の
根太
(
ねだ
)
よりも
高
(
たか
)
いのであるから、
破風
(
はふ
)
の
上
(
うへ
)
で、
切々
(
きれ/″\
)
に、
蛙
(
かはづ
)
が
鳴
(
な
)
くのも、
欄干
(
らんかん
)
の
壞
(
くづ
)
れた、
板
(
いた
)
のはなれ/″\な、
杭
(
くひ
)
の
拔
(
ぬ
)
けた
三角形
(
さんかくけい
)
の
橋
(
はし
)
の
上
(
うへ
)
に
蘆
(
あし
)
が
茂
(
しげ
)
つて、
蟲
(
むし
)
がすだくのも
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
數限
(
かずかぎり
)
もない
材木
(
ざいもく
)
を
水
(
みづ
)
のまゝに
浸
(
ひた
)
してあるが、
彼處
(
かしこ
)
へ五
本
(
ほん
)
、
此處
(
こゝ
)
へ六
本
(
ぽん
)
、
流寄
(
ながれよ
)
つた
形
(
かたち
)
が
判
(
はん
)
で
印
(
お
)
した
如
(
ごと
)
く、
皆
(
みな
)
三方
(
さんぱう
)
から
三
(
みつ
)
ツに
固
(
かたま
)
つて、
水
(
みづ
)
を
三角形
(
さんかくけい
)
に
區切
(
くぎ
)
つた、あたりは
廣
(
ひろ
)
く、
一面
(
いちめん
)
に
早苗田
(
さなへだ
)
のやうである。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“三角”で始まる語句
三角
三角洲
三角州
三角標
三角帆
三角琴
三角帽
三角岳
三角巾
三角柏