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一構
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ひとかまへ
ふりがな文庫
“
一構
(
ひとかまへ
)” の例文
旅亭
(
やどや
)
の
禿頭
(
はげあたま
)
に
教
(
をし
)
へられた
樣
(
やう
)
に、
人馬
(
じんば
)
の
徃來
(
ゆきゝ
)
繁
(
しげ
)
き
街道
(
かいだう
)
を
西
(
にし
)
へ/\と
凡
(
およ
)
そ四五
町
(
ちやう
)
、
唯
(
と
)
ある
十字街
(
よつかど
)
を
左
(
ひだり
)
へ
曲
(
まが
)
つて、三
軒目
(
げんめ
)
の
立派
(
りつぱ
)
な
煉瓦造
(
れんぐわづく
)
りの
一構
(
ひとかまへ
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
わたくしは曾てそれ等の中の
一構
(
ひとかまへ
)
が、有名な料理屋田川屋の跡だとかいふはなしを聞いたことがあつた。「たけくらべ」に描かれてゐる
龍華寺
(
りゆうげじ
)
といふ寺。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
お
品
(
しな
)
は三
人連
(
にんづれ
)
で
東隣
(
ひがしどなり
)
へ
風呂
(
ふろ
)
を
貰
(
もら
)
ひに
行
(
い
)
つた。
東隣
(
ひがしどなり
)
といふのは
大
(
おほ
)
きな
一構
(
ひとかまへ
)
で
蔚然
(
うつぜん
)
たる
森
(
もり
)
に
包
(
つゝ
)
まれて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
四十男
(
しゞふをとこ
)
の
水呑百姓
(
みづのみひやくしやう
)
と
思
(
おも
)
つたのは、
學校
(
がくかう
)
より十町ばかり
隔
(
へ
)
だつて
居
(
ゐ
)
る
松林
(
まつばやし
)
の
奧
(
おく
)
に
一構
(
ひとかまへ
)
の
宅地
(
たくち
)
を
擁
(
よう
)
し、
米倉
(
べいさう
)
の
三棟
(
みむね
)
を
並
(
なら
)
べて
居
(
ゐ
)
る
百姓
(
ひやくしやう
)
、
池上權藏
(
いけがみごんざう
)
といふ
男
(
をとこ
)
で、
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
創立者
(
さうりつしや
)
、
恩人
(
おんじん
)
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
宣長の「
足引城
(
あしひきき
)
」説が平凡だが一番真に近いか。「
足
(
あし
)
は山の
脚
(
あし
)
、引は長く
引延
(
ひきは
)
へたるを云。
城
(
き
)
とは凡て
一構
(
ひとかまへ
)
なる
地
(
ところ
)
を云て此は即ち山の
平
(
たひら
)
なる処をいふ」(古事記伝)というのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
洗出
(
あらひだし
)
の木目の
立
(
たつ
)
た高からぬ塀にかゝりて、
盛
(
さかり
)
はさぞと思はるゝ櫻の大木、枝ふりといゝ物好な
一構
(
ひとかまへ
)
、門の折戸片々いつも内より開かれて、づうと玄關迄御影の敷石、
椽無
(
ゑんなし
)
の二枚障子いつも白う
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
構
常用漢字
小5
部首:⽊
14画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥