“つゝぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突伏54.5%
突俯27.3%
俯伏9.1%
突臥9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして仕揚しあげに今一息といふ際どい時になつて、刷毛はけを手に持つたまゝ、画の前に突伏つゝぷして倒れてゐた。
他人ひとに、はだせたとおもねたみから、——をんなひざ突俯つゝぷして、ふるへるこゑしたで、途中とちう、どんなものにつてだれいたはなしだ、とみぎかげについてたづねましたとき、——おのれ
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
つひにはにしたかま刄先はさきすこしづゝつちをほじくりつゝをんなしろ手拭てぬぐひはし微動びどうさせては俯伏つゝぷしなから微笑びせうしながら際限さいげんもなく其處そこ凝然ぢつとしてようとする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たまりかねて、民子たみこそつなほつたが、世話せわになる遠慮深ゑんりよぶかく、氣味きみわるいぐらゐにはいへのぬしおこされず、そのまゝ突臥つゝぷしてたけれども、さてあるべきにあらざれば、恐々こは/″\行燈あんどう引提ひつさげて
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)