“うつぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仰臥25.0%
伏臥25.0%
俯伏25.0%
俯臥25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本を讀む事も、新聞を讀む事も大儀で、今でもクロロホルムのさめ切らないやうな氣持で仰臥うつぷしてゐるばかりで、苛立たしい心持を恥ぢながら、それを免れる事が出來ないのである。
私は、顔を伏臥うつぷす位にして、呼吸いきを殺して笑つて居ると、お芳は火を移して了つて、炭をついで、雑巾で火鉢の縁を拭いてる様だつたが、やがて鉄瓶の蓋を取つて見る様な音がする。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
謙信はあたうかぎり馬上の半身をかがませて、面をたてがみ俯伏うつぷせていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『馬に蹴られて、歩けねえだもん。』と、絶え入りさうに言つて、又俯臥うつぷした。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)