“うつぶせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俯伏81.3%
俯臥12.5%
打伏6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてワーッと集まった野次馬の前で、その俯伏うつぶせになっていたのを起してみると、その今いった匕首が、ささっているんだ
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
ググググッとマダムが咽喉のどを鳴らすと、グパッと心臓を吐出すような音をたてて、立ち上りかけた卓子に俯伏うつぶせになった。
土橋を渡ると、両側は若松の並木、其路傍の松蔭の夏草の中に、汚い服装なりをした一人の女乞食が俯臥うつぶせに寝てゐて、傍には、生れて満一年と経たぬ赤児が、嗄れた声を絞つて泣きながら、草の中を這廻つてゐた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
土橋を渡ると、兩側は若松の並木、其路傍みちばたの夏草の中に、汚い服裝なりをした一人の女乞食が俯臥うつぶせに寢てゐて、傍には、生れて滿一年とたぬ赤兒が、しやがれた聲を絞つて泣きながら、草の中を這𢌞はひまはつてゐた。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
行方不明の妻をさがすために数百人の女の死体を抱き起して首実検してみたところ、どの女も一人として腕時計をしていなかったという話や、流川放送局の前に伏さって死んでいた婦人は赤ん坊に火のつくのを防ぐような姿勢で打伏うつぶせになっていたという話や
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)