“うつぷし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
内俯50.0%
俯伏50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この心を知らずや、と情極じようきはまりて彼のもだなげくが手に取る如き隣には、貫一が内俯うつぷしかしら擦付すりつけて、巻莨まきたばこの消えしをささげたるままによこたはれるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
こは何事とおどろける貫一は、身をさくいとまもあらず三つ四つ撃れしが、つひに取つて抑へて両手を働かせじと為れば、内俯うつぷしに引据ゑられたる満枝は、物をも言はで彼のももあたり咬付かみついたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と布団を引剥ひっぱいで見ますと、今年二十五になります現在おのれの実子早四郎が俯伏うつぷしになり、のりに染って息が絶えているのを見ますと、五平は驚いたのなんのではございません、真蒼まっさおになって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)