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内俯
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うつぷし
ふりがな文庫
“
内俯
(
うつぷし
)” の例文
この心を知らずや、と
情極
(
じようきはま
)
りて彼の
悶
(
もだ
)
え
慨
(
なげ
)
くが手に取る如き隣には、貫一が
内俯
(
うつぷし
)
に
頭
(
かしら
)
を
擦付
(
すりつ
)
けて、
巻莨
(
まきたばこ
)
の消えしを
擎
(
ささ
)
げたるままに
横
(
よこた
)
はれるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
こは何事と
駭
(
おどろ
)
ける貫一は、身を
避
(
さく
)
る
暇
(
いとま
)
もあらず三つ四つ撃れしが、
遂
(
つひ
)
に取つて抑へて両手を働かせじと為れば、
内俯
(
うつぷし
)
に引据ゑられたる満枝は、物をも言はで彼の
股
(
もも
)
の
辺
(
あたり
)
に
咬付
(
かみつ
)
いたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
俯
漢検1級
部首:⼈
10画
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪