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同
>
どう
ふりがな文庫
“
同
(
どう
)” の例文
若い衆は顏を見合はせて困つた樣子をしたが、「よし/\、連れていたるさかい、早う拔いて來い。」と、言ふと、皆々それに
同
(
どう
)
じて
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
暫
(
しばら
)
くして
青
(
あを
)
い
煙
(
けむり
)
の
滿
(
み
)
ちた
家
(
いへ
)
の
内
(
うち
)
には
心
(
しん
)
も
切
(
き
)
らぬランプが
釣
(
つ
)
るされて、
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
には一
同
(
どう
)
ぞろつと
胡坐
(
あぐら
)
を
掻
(
か
)
いて
丸
(
まる
)
い
坐
(
ざ
)
が
形
(
かたち
)
づくられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
園
(
その
)
さま
我
(
わ
)
れに
遠慮
(
ゑんりよ
)
は
入
(
い
)
らず、
嫌
(
い
)
やな
時
(
とき
)
は
嫌
(
い
)
やといふがよし、
我
(
わ
)
れを
他人
(
たにん
)
の
男
(
をとこ
)
と
思
(
おも
)
はず
母樣
(
はヽさま
)
同
(
どう
)
やう
甘
(
あま
)
へ
給
(
たま
)
へと
優
(
やさ
)
しく
慰
(
なぐ
)
さめて
日毎
(
ひごと
)
に
通
(
かよ
)
へば
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一
同
(
どう
)
は
大動搖
(
だいどうえう
)
を
始
(
はじ
)
めた。
早
(
はや
)
く
中
(
なか
)
が
見
(
み
)
たいからである。けれども
永
(
なが
)
く
密閉
(
みつぺい
)
せられてある
岩窟
(
がんくつ
)
の
内部
(
ないぶ
)
には、
惡瓦斯
(
あくぐわす
)
を
發生
(
はつせい
)
して
居
(
ゐ
)
るに
相違
(
さうゐ
)
ない。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
金解禁
(
きんかいきん
)
が
我國
(
わがくに
)
の
輸出貿易
(
ゆしゆつぼうえき
)
にどんな
影響
(
えいきやう
)
を
與
(
あた
)
へるかと
云
(
い
)
ふと
爲替相場
(
かはせさうば
)
が
下落
(
げらく
)
する
道程
(
だうてい
)
に
於
(
おい
)
ては
日本品
(
にほんひん
)
の
賣値
(
うりね
)
は
同
(
どう
)
一であつてもこれを
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
▼ もっと見る
始め一
同
(
どう
)
下られけり
其後
(
そのご
)
大岡殿は何れ昌次郎
夫婦
(
ふうふ
)
の者外へは參るまじ江戸
表
(
おもて
)
ならんと定廻りの與力同心へ急々
索
(
たづ
)
ね申べしと
内命
(
ないめい
)
有りしとぞ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先
(
ま
)
づ
検疫船
(
けんえきせん
)
が
来
(
き
)
て
検疫医
(
けんえきい
)
が
乗
(
の
)
り
込
(
こ
)
む。一
等
(
とう
)
船客
(
せんかく
)
一
同
(
どう
)
大食堂
(
だいしよくだう
)
に
呼
(
よ
)
び
集
(
あつ
)
められて、
事務長
(
じむちやう
)
が
変
(
へん
)
な
所
(
ところ
)
にアクセントをつけて
船客
(
せんかく
)
の
名
(
な
)
を
読
(
よ
)
み
上
(
あ
)
げる。
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
と、
先
(
さき
)
に、
口
(
くち
)
をきったので、一
同
(
どう
)
は、にぎやかな、わらい
声
(
ごえ
)
の
聞
(
き
)
こえる
托児所
(
たくじしょ
)
のほうを、ふりかえりながら、
立
(
た
)
ちさりました。
托児所のある村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
要
(
えう
)
するに
世間
(
せけん
)
は
未
(
いま
)
だ
固有名
(
こゆうめい
)
なるものゝ
意味
(
いみ
)
を
了解
(
れうかい
)
してをらぬのであらう。
固有名
(
こゆうめい
)
を
普通名
(
ふつうめい
)
と
同
(
どう
)
一
程度
(
ていど
)
に
見
(
み
)
てゐるのであらう。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
中番頭
(
ちゅうばんとう
)
から
小僧達
(
こぞうたち
)
まで、一
同
(
どう
)
の
顔
(
かお
)
が一
齊
(
せい
)
に
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
の
方
(
ほう
)
へ
向
(
む
)
き
直
(
なお
)
った。が、
徳太郎
(
とくたろう
)
は
暖簾口
(
のれんぐち
)
から
見世
(
みせ
)
の
方
(
ほう
)
を
睨
(
にら
)
みつけたまま、
返事
(
へんじ
)
もしなかった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
酒肴
(
しゅこう
)
が出ると座が
乱
(
みだ
)
れて、肝腎の相談が出来ないというので一
同
(
どう
)
素面
(
すめん
)
である。ズラリと大広間に居流れて
評定
(
ひょうじょう
)
の最中だ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
一
同
(
どう
)
が
今日
(
きょう
)
の
良
(
よ
)
き
船出
(
ふなで
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎ
合
(
あ
)
ったのもほんの
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
、やや一
里
(
り
)
ばかりも
陸
(
おか
)
を
離
(
はな
)
れたと
覚
(
おぼ
)
しき
頃
(
ころ
)
から、
天候
(
てんこう
)
が
俄
(
にわ
)
かに
不穏
(
ふおん
)
の
模様
(
もよう
)
に
変
(
かわ
)
って
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
『え、え、え。』と、
初
(
はじ
)
めて
此事
(
このこと
)
に
氣付
(
きづ
)
いた
吾等
(
われら
)
一
同
(
どう
)
は、
殆
(
ほとん
)
ど
卒倒
(
そつたう
)
するばかりに
愕
(
おどろ
)
いた。
大佐
(
たいさ
)
は
深
(
ふか
)
き
嘆息
(
ためいき
)
を
洩
(
もら
)
して
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
太祖の病は洪武三十一年五月に起りて、
同
(
どう
)
閏
(
うるう
)
五月
西宮
(
せいきゅう
)
に崩ず。
其
(
その
)
遺詔こそは感ずべく考うべきこと多けれ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
倉地もつとめて葉子の立ち直った気分に
同
(
どう
)
じているらしかった。それが葉子をいっそう快活にした。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
十時
(
じふじ
)
出發
(
しゆつぱつ
)
、
同
(
どう
)
五十五分
(
ごじふごふん
)
電鐵
(
でんてつ
)
にて
小田原
(
をだはら
)
に
歸
(
かへ
)
り、
腕車
(
わんしや
)
を
雇
(
やと
)
うて
熱海
(
あたみ
)
に
向
(
むか
)
ふ、
此
(
こ
)
の
道
(
みち
)
山越
(
やまご
)
え
七里
(
しちり
)
なり。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それから
再
(
ふたゝ
)
び
皆
(
みん
)
なが
集
(
あつま
)
つた
時
(
とき
)
に、ドード
鳥
(
てう
)
は
嚴
(
おごそ
)
かに
指環
(
ゆびわ
)
を
示
(
しめ
)
して、『
吾輩
(
わがはい
)
は
此
(
この
)
優美
(
いうび
)
なる
指環
(
ゆびわ
)
を
諸君
(
しよくん
)
の
受納
(
じゆなふ
)
せられんことを
望
(
のぞ
)
む』
此
(
この
)
短
(
みじか
)
い
演説
(
えんぜつ
)
が
濟
(
す
)
むと一
同
(
どう
)
拍手喝采
(
はくしゆかつさい
)
しました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
その
頃
(
ころ
)
、それが
賭博
(
とばく
)
との
疑
(
うたが
)
ひを
受
(
う
)
けて、
或
(
あ
)
る
晩
(
ばん
)
一
同
(
どう
)
がその
筋
(
すぢ
)
から
取
(
と
)
り
調
(
しら
)
べを
受
(
う
)
けるやうな
事件
(
じけん
)
が
持
(
も
)
ち
上
(
あが
)
つたが、
取
(
と
)
り
調
(
しら
)
べる
側
(
がは
)
がその
技法
(
ぎはふ
)
を
知
(
し
)
らないので
誰
(
だれ
)
かが
滔滔
(
たうたう
)
と
講釋
(
かうしやく
)
をはじめ
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
其時
(
そのとき
)
集
(
あつま
)
ツて
居
(
お
)
ツた、一
同
(
どう
)
の
者
(
もの
)
の
喜
(
よろこ
)
びは
何
(
ど
)
の
位
(
くらい
)
で
有
(
あ
)
りましたか、
商家抔
(
せうかなど
)
では
多
(
おう
)
く
錢
(
おわし
)
を
取扱
(
とりあつ
)
かつて
居
(
お
)
るから、
醫者
(
いしや
)
を
呼
(
よ
)
ぶも
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はぬと
云
(
い
)
ふ
樣
(
よう
)
な
時
(
とき
)
は、
實驗上
(
じつけんぜう
)
隨分
(
ずいぶん
)
用
(
もち
)
ひて
宜敷
(
よろし
)
き
法
(
ほう
)
の
樣
(
よう
)
に
存
(
ぞん
)
じます。
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
若
(
も
)
し、
諸君
(
しよくん
)
にして
中江兆民
(
なかえてうみん
)
先生
(
せんせい
)
と
同
(
どう
)
一
種
(
しゆ
)
であつて、十八
里
(
り
)
零圍氣
(
れいゐき
)
を
振舞
(
ふりま
)
はして
滿足
(
まんぞく
)
して
居
(
ゐ
)
るならば、
諸君
(
しよくん
)
は
何
(
なん
)
の
權威
(
けんゐ
)
あつて、『
春
(
はる
)
短
(
みじか
)
し
何
(
なに
)
に
不滅
(
ふめつ
)
の
命
(
いのち
)
ぞと』
云々
(
うん/\
)
と
歌
(
うた
)
ふ
人
(
ひと
)
の
自由
(
じいう
)
に
干渉
(
かんせふ
)
し
得
(
う
)
るぞ。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「ほんとに、そう
言
(
ゆ
)
はれてみると、そうだ」一
同
(
どう
)
は
口
(
くち
)
を
揃
(
そろ
)
えていひました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
多分
(
たぶん
)
S、H
氏
(
し
)
の
夫人
(
ふじん
)
が、ホテルでS、H
氏
(
し
)
とT
氏
(
し
)
の
連中
(
れんちう
)
を
待合
(
まちあわ
)
せることになつてゐたのでもあらうがM、H
氏
(
し
)
夫妻
(
ふさい
)
が
其処
(
そこ
)
に
宿泊
(
しゆくはく
)
してゐたために、一
同
(
どう
)
は
知
(
し
)
らず
識
(
し
)
らずホテルへ
寄
(
よ
)
ることになつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
と、
同
(
どう
)
じあって、知らず知らず、
気負
(
きお
)
い立った一決を見たにちがいない。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夢みつつ
塵
(
ちり
)
に
同
(
どう
)
じて
惑
(
まど
)
はざる
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
一
同
(
どう
)
かたづけながら
入
(
はひ
)
る。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
村落
(
むら
)
の
端
(
はし
)
から
端
(
はし
)
まで
皆
(
みな
)
同
(
どう
)
一の
仕事
(
しごと
)
に
屈託
(
くつたく
)
して
居
(
ゐ
)
るのだから
其
(
そ
)
の
季節
(
きせつ
)
を
假令
(
たとひ
)
自分
(
じぶん
)
が
忘
(
わす
)
れたとしても
全
(
まつた
)
く
忘
(
わす
)
れ
去
(
さ
)
ることの
出來
(
でき
)
るものではない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ひしがるゝとも
覺
(
おぼ
)
え
無事
(
なきこと
)
は申上難く候と言ひ
募
(
つの
)
るにぞ然ば猶後日の調べと
再度
(
さいど
)
一
同
(
どう
)
下
(
さげ
)
られ長庵三次の兩人は又も
獄屋
(
ごくや
)
へ引れける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と、
先生
(
せんせい
)
はいって、また一
同
(
どう
)
をじろじろと
見
(
み
)
まわしました。
長吉
(
ちょうきち
)
は
心
(
こころ
)
のうちでどうか
自分
(
じぶん
)
はのがれてくれればいいがと、くびをすくめていました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
發掘
(
はつくつ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
依然
(
いぜん
)
として
多量
(
たりやう
)
の
彌生式土器破片
(
やよひしきどきはへん
)
、
及
(
およ
)
び
同
(
どう
)
徳利形
(
とくりがた
)
の
上半部
(
じやうはんぶ
)
を(
水谷氏
(
みづたにし
)
、二
箇
(
こ
)
。
望蜀生
(
ばうしよくせい
)
、三
箇
(
こ
)
)
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
姿
(
なり
)
こそ
嶋田
(
しまだ
)
の
大人
(
をとな
)
づくらせたれど
正
(
しよう
)
の
處
(
ところ
)
は
人形
(
にんぎやう
)
だいて
遊
(
あそ
)
びたきほどの
嬰兒
(
ねヽ
)
さまが
俄
(
には
)
かに
落
(
おち
)
し
木
(
き
)
の
下
(
した
)
の
猿
(
さる
)
同
(
どう
)
やう、
涙
(
なみだ
)
のほかに
何
(
なん
)
の
考
(
かんが
)
へもなくお
民
(
たみ
)
と
呼
(
よ
)
ぶ
老婢
(
はしため
)
の
袖
(
そで
)
にすがつて
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
此
(
この
)
話
(
はなし
)
は一
同
(
どう
)
に
著
(
いちじる
)
しき
感動
(
かんどう
)
を
與
(
あた
)
へました。
中
(
なか
)
には
遁出
(
にげだ
)
した
鳥
(
とり
)
さへあり、
年老
(
としと
)
つた一
羽
(
わ
)
の
鵲
(
かさゝぎ
)
は
用心深
(
ようじんぶか
)
くも
身仕舞
(
みじまひ
)
して、『
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
らう、
夜露
(
よつゆ
)
は
咽喉
(
のど
)
に
毒
(
どく
)
だ!』と
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
しました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
そんな
軽口
(
かるくち
)
をきかれて、
御自身
(
ごじしん
)
はいつもと
同
(
どう
)
一の
白衣
(
びゃくい
)
に
白
(
しろ
)
の
頭巾
(
ずきん
)
をかぶり、そして
長
(
なが
)
い
長
(
なが
)
い一
本
(
ぽん
)
の
杖
(
つえ
)
を
持
(
も
)
ち、
素足
(
すあし
)
に
白鼻緒
(
しろはなお
)
の
藁草履
(
わらぞうり
)
を
穿
(
は
)
いて
私
(
わたくし
)
の
先
(
さ
)
きに
立
(
た
)
たれたのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
すると
突然
(
とつぜん
)
、はッはッはと、
腹
(
はら
)
の
底
(
そこ
)
から
絞
(
しぼ
)
り
出
(
だ
)
したような
笑
(
わら
)
い
声
(
ごえ
)
が、一
同
(
どう
)
の
耳許
(
みみもと
)
に
湧
(
わ
)
き
立
(
た
)
った
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
又
(
また
)
反對
(
はんたい
)
に
爲替相場
(
かはせさうば
)
が
騰貴
(
とうき
)
の
道程
(
だうてい
)
にある
場合
(
ばあひ
)
には
日本品
(
にほんひん
)
の
賣値
(
うりね
)
を
下
(
さ
)
げずに
同
(
どう
)
一としておくには
輸入國
(
ゆにふこく
)
の
貨幣買値
(
くわへいかひね
)
を
段々
(
だん/\
)
引上
(
ひきあ
)
げて
高
(
たか
)
く
買
(
か
)
はすことになるのであるから
商賣
(
しやうばい
)
がし
惡
(
にく
)
くなることは
事實
(
じじつ
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
一
同
(
どう
)
揃
(
そろ
)
うて
入
(
はひ
)
る。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
然程
(
さるほど
)
に大岡越前守殿には段右衞門
前名
(
ぜんみやう
)
畔倉重四郎一
件
(
けん
)
に付
享保
(
きやうほ
)
十一年十二月
右
(
みぎ
)
係
(
かゝ
)
り合の者共一
同
(
どう
)
白洲
(
しらす
)
へ
呼
(
よび
)
出され
夫々
(
それ/″\
)
に其
罪科
(
ざいくわ
)
を申渡されける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「どうせよ一つにや
成
(
な
)
れぬ
身
(
み
)
を、
別
(
わか
)
れたいとは
思
(
おも
)
へども……」と一
同
(
どう
)
の
耳
(
みゝ
)
に
響
(
ひゞ
)
いた
時
(
とき
)
「
出
(
で
)
た/\」と
靜
(
しづ
)
まつて
居
(
ゐ
)
た
群集
(
ぐんしふ
)
の
中
(
なか
)
から
聲
(
こゑ
)
が
發
(
はつ
)
せられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
水谷氏
(
みづたにし
)
も
余
(
よ
)
も、
思
(
おも
)
はず
知
(
し
)
らず
穴
(
あな
)
から
飛上
(
とびあが
)
つた。
焚火連
(
たきびれん
)
も
走
(
はし
)
つて
來
(
き
)
た。一
同
(
どう
)
公爵穴
(
こうしやくあな
)
を
覗
(
のぞ
)
いて
見
(
み
)
ると、なる
程
(
ほど
)
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
る。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
ついこのあいだまで
聞
(
き
)
こえていた、あぶらぜみの
声
(
こえ
)
がしなくなったと
思
(
おも
)
うと、
秋
(
あき
)
がきました。そして、
今日
(
きょう
)
は、一
同
(
どう
)
の
待
(
ま
)
ちに
待
(
ま
)
った
遠足
(
えんそく
)
の
日
(
ひ
)
であります。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一
同
(
どう
)
の
視線
(
しせん
)
が、
春重
(
はるしげ
)
の
上
(
うえ
)
に
集
(
あつ
)
まっている
暇
(
ひま
)
に、おせんは
早
(
はや
)
くも
月
(
つき
)
の
下影
(
したかげ
)
に
身
(
み
)
を
隠
(
かく
)
した。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
わが
君
(
きみ
)
をはじめ、一
同
(
どう
)
はしきりに
舟子達
(
かこたち
)
を
励
(
はげ
)
まして、
暴
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
う
風浪
(
ふうろう
)
と
闘
(
たたか
)
いましたが、やがて
両
(
りょう
)
三
人
(
にん
)
は
浪
(
なみ
)
に
呑
(
の
)
まれ、
残余
(
のこり
)
は
力
(
ちから
)
つきて
船底
(
ふなぞこ
)
に
倒
(
たお
)
れ、
船
(
ふね
)
はいつ
覆
(
くつがえ
)
るか
判
(
わか
)
らなくなりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これが
荷物
(
にもつ
)
に
成
(
な
)
るもあり、
御懇命
(
ごこんめい
)
うけまするお
出入
(
でいり
)
の
人々
(
ひと/″\
)
お
手傳
(
てつだひ
)
お
手傳
(
てつだ
)
ひとて
五月蠅
(
うるさ
)
きを
半
(
なかば
)
は
斷
(
ことは
)
りて
集
(
あつ
)
まりし
人
(
ひと
)
だけに
瓶
(
かめ
)
のぞきの
手
(
て
)
ぬぐひ、それ、と
切
(
き
)
つて
分
(
わ
)
け
給
(
たま
)
へば、一
同
(
どう
)
手
(
て
)
に
手
(
て
)
に
打冠
(
うちかぶ
)
り
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『それは
極
(
きは
)
めて
必要
(
ひつえう
)
な
事
(
こと
)
だ』と
王樣
(
わうさま
)
は
陪審官
(
ばいしんくわん
)
一
同
(
どう
)
を
顧
(
かへり
)
みて
申
(
まを
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
けれど、一
同
(
どう
)
は、そんなことに
気
(
き
)
を
止
(
と
)
めるものもありません。
熱心
(
ねっしん
)
に、こまのうなりに、
瞳
(
ひとみ
)
をすえていました。
こま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
塵
(
ごみ
)
と一
處
(
しよ
)
に
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
へ
落
(
お
)
ちて
居
(
ゐ
)
たのを、
博士
(
はかせ
)
が
戯
(
たはむ
)
れに
取出
(
とりだ
)
されたので、
之
(
これ
)
は一
抔
(
ぱい
)
頂戴
(
てうだい
)
したと、一
同
(
どう
)
クツ/\
笑
(
わら
)
ひ。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
樂隱居
(
らくいんきよ
)
なされ
度
(
たき
)
おのぞみのよし、これ
然
(
しか
)
るべき
事
(
こと
)
と
御親類
(
ごしんるい
)
一
同
(
どう
)
の
御决義
(
ごけつぎ
)
、
私
(
わたくし
)
は
初手
(
しよて
)
から
貴君樣
(
あなたさま
)
を
東京
(
とうけう
)
へお
出
(
だ
)
し申すは
氣
(
き
)
に
喰
(
く
)
はぬほどにて、申しては
失禮
(
しつれい
)
なれどいさゝかの
學問
(
がくもん
)
など
何
(
ど
)
うでも
宜
(
よ
)
い
事
(
こと
)
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
悪業
(
あくごう
)
衆生
(
しゅじょう
)
同
(
どう
)
利益
(
りやく
)
現代語訳 平家物語:06 第六巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
また、
夏
(
なつ
)
の
日
(
ひ
)
、
野原
(
のはら
)
で
見
(
み
)
た、
白
(
しろ
)
い
大男
(
おおおとこ
)
というのも、おそらく
同
(
どう
)
一の
現象
(
げんしょう
)
で、
雲
(
くも
)
のようなものではなかろうかといって、なんでもなく、それを
解決
(
かいけつ
)
していました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一先
(
ひとま
)
づ一
同
(
どう
)
は、
地主
(
ぢぬし
)
の一
人
(
にん
)
たる
秋山廣吉氏
(
あきやまひろきちし
)
の
宅
(
たく
)
に
着
(
つ
)
き、
其所
(
そこ
)
から
徒歩
(
とほ
)
で、
瓢簟山
(
ひようたんやま
)
へ
行
(
い
)
つて
見
(
み
)
ると、
山
(
やま
)
の
周圍
(
しうゐ
)
に
鐵條網
(
てつでうもう
)
を
張
(
は
)
り、
警官
(
けいくわん
)
十
餘名
(
よめい
)
、
嚴重
(
げんぢゆう
)
に
警戒
(
けいかい
)
して、
徽章
(
きしやう
)
なき
者
(
もの
)
は
出入
(
しゆつにふ
)
を
禁
(
きん
)
じてある。
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
夜
(
よ
)
もすがら
枕近
(
まくらちか
)
くにありて
悄然
(
しよんぼり
)
とせし
老人
(
としより
)
二人
(
ふたり
)
の
面
(
おも
)
やう、
何處
(
どこ
)
やら
寢顏
(
ねがほ
)
に
似
(
に
)
た
處
(
ところ
)
のあるやうなるは、
此娘
(
このむすめ
)
の
若
(
もし
)
も
父母
(
ちゝはゝ
)
にてはなきか、
彼
(
か
)
のそゝくさ
男
(
をとこ
)
を
始
(
はじ
)
めとして
女中
(
ぢよちゆう
)
ども一
同
(
どう
)
旦那樣
(
だんなさま
)
御新造樣
(
ごしんぞさま
)
と
言
(
い
)
へば
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“同”の意味
《名詞》
(ドウ)文書中、叙述が記載である場合の表現。
(出典:Wiktionary)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“同”を含む語句
同胞
同一
同伴
同情
一同
同志
同行
同伴者
同僚
同様
共同
同時
同人
同級
御同伴
異口同音
同衾
同朋町
同腹
同年
...