“存”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞん45.5%
そん17.4%
ぞんじ8.4%
ながら8.4%
なが5.6%
のこ5.1%
3.9%
ゾン1.1%
おわ0.6%
そんじ0.6%
ぞう0.6%
ぞんい0.6%
ぞんぜ0.6%
まし0.6%
ソン0.6%
ナガラ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハツ/\うも御親切ごしんせつ有難ありがたぞんじます、何卒どうか貴方あなたたくかへつてくださいまし。金「かへらんでもいからおあがりな、わつしの見てめえで。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかれどもべつ社界しやかい大弊根たいへいこんながそんするありて、壯年有爲そうねんゆういをして徃々おう/\にして熱火ねつくわ焔柱ゑんちういだくの苦慘くさんこゝろよしとせしむることあり。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
全くその株を奪われたる事になりしとかもうし候、この記事が動機となりて、今年より多くの登山者を出すを得ば、さいわいこれに過ぎずとぞんじ
越中劍岳先登記 (新字新仮名) / 柴崎芳太郎(著)
お桐は其後快くなつたり悪くなつたりして今日まで生きながらへて来た。梅雨、土用と不順な気候が続いたのでお桐は最早望みなくなつた。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
お嬢様には、生きながらえて遊ばさなければならぬ御仕事がある筈、私は御同宗の方々と焼かれて、重い罪を償います、サンタ・マリ
十字架観音 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
世は彼等の名ののこるをゆるさず、慈悲も正義も彼等を輕んず、我等また彼等のことをかたるをやめん、汝たゞ見て過ぎよ 四九—五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
客観的には時間の不足が原因であるのに、気分の満たされないものが、何か互の気持の内にるように感じられたりするのではないでしょうか。
ケサ、六時ロクジ林房雄氏ハヤシフサオシ一文イチブンンデ、ワタシカカナケレバナルマイトゾンジマシタ。多少タショウ悲痛ヒツウト、決断ケツダン、カノ小論ショウロン行間ギョウカンアラナガレテ清潔セイケツゾンジマシタ。文壇ブンダン、コノ四、五ネンナカッタコトダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
九天たかくおわします神は、来る日も来る日も昼寝のみ、まったくの怠慢。私いちど、しのび足、かれの寝所に滑り込んで神の冠、そっとこの大頭おおあたまへ載せてみたことさえございます。
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)
唯介にてはなきか。梧堂と一つになり候半さふらはむと存候。桜花腊あうくわせきは性をそんじ、色もあしからず候。わたくしがすれば花はかれて色あしくなり候。伝授心法はなきか。あらば御伝可被下候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
へい/\有難ありがたぞうじます、何卒どうぞ頂戴致ちやうだいいたしたいもので。姫「少々せう/\ひかへてや。「へい。あはてゝ一ぱい掻込かつこみ、何分なにぶん窮屈きうくつたまらぬからあはつて飛出とびだしたが、あま取急とりいそいだので莨入たばこいれ置忘おきわすれました。 ...
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
得ずそうらえ共お辰様身の上につき御厚情こうせい相掛あいかけられし事承り及びあり難く奉存候ぞんじたてまつりそうろうさて今日貴殿御計おんはからいにてお辰婚姻取結ばせられ候由驚入申おどろきいりもうし仔細しさいこれあり御辰様儀婚姻には私かた故障御座候故従来の御礼かたがたまかり出て相止申あいとめもうすべくともぞんい候えども如何いかにも場合切迫致しかつはお辰様心底によりては私一存にも参りがたくようの義に至り候ては
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ひそ御令妹おいもとごお花樣御事かねて澤井友次郎殿と不義成れし事私し存じ居候へどもたしかなる事を見ねば旦那樣の御耳おんみゝにも入難いれがたしとぞんぜし處今宵も御當番の御留守を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
落せしよりはからずも無實むじつの罪に陷入おちいりたん入牢仰せ付られけるがかみ聖賢せいけんきみましませば下に忠良ちうりやうの臣あつてよく國家を補翼ほよくす故に今かく明白めいはく善惡ぜんあく邪正じやしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
常ニ抱柱ホウチュウノ信ヲソン
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
最初の語り手から受けついだ形が転じて、生きナガラへた人の目撃談、とりも直さず、其神に仕へる巫覡が伝宣する姿に移して考へる様になつたのだ。