“少々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せう/\76.6%
しょうしょう10.6%
わかわか6.4%
しよう/\4.3%
ちと2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ……有難ありがたうよ……うもピリ/\痛んでたまらない……深く切つたと見えて血が止まらない……モシ少々せう/\お願ひがございますがな
貴方あなた少々しょうしょうねがいがあってたのですが、どうぞ貴方あなたわたくしと一つ立合診察たちあいしんさつをしてはくださらんか、如何いかがでしょう。』と、さりなくハバトフはう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
座中では男のうち第一いっち年下の二十七で、少々わかわかしいのも気の弱そうに見えるのが、今夜の会には打ってつけたような野辺送りの帰りと云う。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うちわたすは、見渡みわたすといふくらゐの意味いみ。をち方人かたびとといふのは、むかうのほうあるいてゐるひとみちおそくとは、あしがはかどらないでゐる樣子ようす少々しよう/\かはつたいひまはしでいつたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
取ても卅二歳少々ちと婆々ばゝすぎますけれども其代りしうと厄介やくかいも子供もなくうちは其女獨りにて若御内儀おかみさんに成ならば其こそ/\貞女ていぢよ御亭主ごていしゆ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)