“徃々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうおう66.7%
おう/\33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この伝で病気にして置くことも徃々おうおう有りましたから、病死のていにいたしてようやくの事で野辺送りをいたしました。流石さすがの新左衞門も此の一事にはおおきに閉口いたして居りました。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
頃日けいじつ脱稿だっこうの三十年史は、近時きんじおよそ三十年間、我外交がいこう始末しまつにつき世間につたうるところ徃々おうおう誤謬ごびゅう多きをうれい、先生が旧幕府の時代よりみずから耳聞じぶん目撃もくげきして筆記にそんするものを
しかれどもべつ社界しやかい大弊根たいへいこんながそんするありて、壯年有爲そうねんゆういをして徃々おう/\にして熱火ねつくわ焔柱ゑんちういだくの苦慘くさんこゝろよしとせしむることあり。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)