“流石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さすが99.6%
さす0.2%
さずが0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大阪お祖母さんでは流石さすがに権威がないように子供心に思えたのだ。嘘のような真実を私はイエにささやいた。ひとこと報いたい心だった。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)
然し此姉このあね迄が、いまの自分を、ちゝあにと共謀して、漸々ぜん/\窮地にいざなつてくかと思ふと、流石さすがに此所作しよさをたゞの滑稽として、観察する訳にはかなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「だつて私……。」と、雪子は流石さずがに言ひ淀んだが、ややおもてを曇らせて
孫だち (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)