“徃昔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのかみ50.0%
おうせき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心(こゝろ)は變化(へんくわ)するものなり、雪三(せつざう)が徃昔(そのかみ)の心裏(しんり)を覗(うかゞ)はゞ、糸子(いとこ)に對(たい)する觀念(くわんねん)の潔白(けつぱく)なること、其名(そのな)に呼(よ)ぶ雪(ゆき)はものかは、主人(しゆじん)大事(だいじ)の一(ひ)ト筋道(すぢみち)、振(ふり)むくかたも無(な)かりし物(もの)の
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お心細(こゝろぼそ)き御身(おんみ)なればこそ、小生(おのれ)風情(ふぜい)に御叮嚀(ごていねい)のお頼(たの)み、お前(まへ)さま御存(ごぞん)じはあるまじけれど、徃昔(そのかみ)の御身分(ごみぶん)おもひ出(だ)されてお痛(いた)はしゝ、我(わ)れ後見(うしろみ)まゐらする程(ほど)の器量(きりやう)なけれど
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そして悵然(ちょうぜん)として江戸徃昔(おうせき)の文化を追慕し、また併せてわが青春の当時を回想するのである。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)