“小生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうせい47.1%
わたくし23.5%
わたし11.8%
おのれ5.9%
せうせい5.9%
それがし5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拝啓学位辞退の儀は既に発令後の申出にかかる故(ゆえ)、小生(しょうせい)の希望通り取計らいかぬる旨(むね)の御返事を領(りょう)し、再応(さいおう)の御答を致します。
博士問題の成行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これは小生(わたくし)の父が、眼前(まのあたり)に見届けたとは申し兼(かね)るが、直接にその本人から聞取った一種の怪談で今はむかし文久の頃の事。その思召(おぼしめし)で御覧を願う。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
『兄さん、人の一生を四季にたとえるようですが、春を小生(わたし)のような時として、小春は人の幾歳ぐらいにたとえていいでしょう』
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お心細(こゝろぼそ)き御身(おんみ)なればこそ、小生(おのれ)風情(ふぜい)に御叮嚀(ごていねい)のお頼(たの)み、お前(まへ)さま御存(ごぞん)じはあるまじけれど、徃昔(そのかみ)の御身分(ごみぶん)おもひ出(だ)されてお痛(いた)はしゝ、我(わ)れ後見(うしろみ)まゐらする程(ほど)の器量(きりやう)なけれど
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
年季職人(ねんきしよくにん)の隊(たい)を組みて夜(よ)を喧鬨(けうがう)の為(た)めに蟻集(ぎしう)するに過ぎずとか申せば、多分(たぶん)斯(かく)の如(ごと)き壮快(さうくわい)なる滑稽(こつけい)は復(また)と見る能(あた)はざるべしと小生(せうせい)は存候(ぞんじそろ)(一七日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
たッた一句(く)をでも宣言(おほ)せられたならば、小生(それがし)は滿足(まんぞく)いたす。只(たゞ)「嗚呼(あゝ)」とだけ叫(さけ)ばっしゃい、たッた一言(ひとこと)、戀(ラヴ)とか、鳩(ダヴ)とか宣言(おほ)せられい。