“しょうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
笑声31.0%
小生27.6%
小成17.2%
招請10.3%
鐘声6.9%
尚清3.4%
觴政3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、あたりかまわず無遠慮な笑声しょうせいを響かせながら、そこを出て、階段をとことことのぼっていってしまったのである。
オーケストラが日本一、そうして、小生しょうせいの私のはいぼくが、エヘン、日本一のいい男の一寸法師、チョンチョンチョン。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
小成しょうせいに安んじるのがお国風くにふうですから、金持にしても百万以上のは片手の指を折るほどしかありません。殊に伊豆からこの辺へかけて薄志弱行はくしじゃっこうの本場です。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
京都の聖護院から国守の佐竹家に招請しょうせいされて下ってきたという豊前の僧都というのは、この弁円であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一際ひときわ高くただよい来る木犀もくせいの匂と共に、上野の鐘声しょうせいは残暑を払う凉しい夕風に吹き送られ、明放した観潮楼上に唯一人、主人を待つの私を驚かしたのである。
明の嘉靖七年(今から三百八十六年前)尚清しょうせい王(尚真王の子)の時、琉球に使した冊封使さっぽうし陳侃ちんかんという人が書いたのであるが、沖縄の民族的宗教全盛代の有様を写すことがこのように詳細であります。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
たとえば筵席えんせき觴政しょうせいの如く、また西洋学生団のコンマンの如しともいうべきであろうか。しかし集会に列するものは、これがために命の取遣とりやりをもしなくてはならなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)