“笑声”のいろいろな読み方と例文
旧字:笑聲
読み方割合
わらいごえ62.5%
しょうせい22.5%
わらひごゑ7.5%
せうせい5.0%
しようせい2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういうわけで、知るかぎりの人々に愛され、いたわられて、この小さな藁小屋の中はいつもたのしげな笑声わらいごえがみちていました。
岩——の士族屋敷もこの日はそのために多少の談話と笑声しょうせいとを増し、日常ひごろさびしい杉のもり付近までが何となく平時ふだんちがっていた。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
と半畳を入れたので、弁士は満場の笑声わらひごゑのなかに顔を火のやうにして引き下らねばならなかつた。
笑声せうせいを相図に、僕の不愉快な気分は、魔法の利いたやうに消え失せた。どうして僕はあんな馬鹿な事を思つたのだらう。
不可説 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
されどなんだ笑声しようせいまどひを脱し、万象ばんしよう
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)