“おう/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
往々50.0%
徃々25.0%
怏々25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
往々おう/\にして極めてあはれむべき悲觀ひかんおちいることあるなり、これくわふるに頑愚の迷信あり、誤謬の理論あり、惑溺の癡心あり、無憑の恐怖あり、盲目の驕慢あり、涯なき天と底なき地の間に
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
しかれどもべつ社界しやかい大弊根たいへいこんながそんするありて、壯年有爲そうねんゆういをして徃々おう/\にして熱火ねつくわ焔柱ゑんちういだくの苦慘くさんこゝろよしとせしむることあり。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
その月中の小遣こづかいを、スッカリ盗られてしまった上、間違った云いがかりをして、散々やっ付けられたことが、可なり不愉快であった。怏々おう/\として、少しも楽しまなかった。
天の配剤 (新字新仮名) / 菊池寛(著)