“御計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おはか60.0%
おんはか20.0%
おんはからい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついては近頃ちかごろ御無心ごむしんながら、各位かくゐ御列席ごれつせきにてもく大權たいけん御任おまかくだされたし、さすれば、各位かくゐ御威徳ごゐとくおもきをきて、是非ぜひふものあるまじければ、何卒なにとぞ左樣さやう御計おはからひくだされたくさふらふ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
老いたる尼 さあ、それは不思議ですが、やはり御仏みほとけ御計おんはからひでせう。
往生絵巻 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
得ずそうらえ共お辰様身の上につき御厚情こうせい相掛あいかけられし事承り及びあり難く奉存候ぞんじたてまつりそうろうさて今日貴殿御計おんはからいにてお辰婚姻取結ばせられ候由驚入申おどろきいりもうし仔細しさいこれあり御辰様儀婚姻には私かた故障御座候故従来の御礼かたがたまかり出て相止申あいとめもうすべくともぞんい候えども如何いかにも場合切迫致しかつはお辰様心底によりては私一存にも参りがたくようの義に至り候ては
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)