“御”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ご30.3%
おん22.7%
お14.4%
ぎょ12.9%
み8.7%
ぎよ3.8%
ミ2.7%
オン1.5%
ゴ1.1%
ましま0.8%
オ0.4%
いま0.4%
ウ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母(はヽ)さまとならではお湯(ゆ)にも行(ゆ)かじ、觀音(かんのん)さまのお參(まゐ)りもいやよ、芝居(しばゐ)も花見(はなみ)も母(はヽ)さま御(ご)一處(しよ)ならではと此(この)一トもとのかげに隱(か)くれて
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「一筆(ひとふで)示し上げ参らせ候(そろ)大同口(だいどうこう)よりのお手紙ただいま到着仕り候母様(ははさん)大へん御(おん)よろこび涙を流してくり返しくり返しご覧相成り候」
遺言 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
次の神樣はタカミムスビの神、次の神樣はカムムスビの神、この御(お)三方(かた)は皆お獨で御出現になつて、やがて形をお隱しなさいました。
ついに伯牙(はくが)という琴の名手が現われた。御(ぎょ)しがたい馬をしずめようとする人のごとく、彼はやさしく琴を撫(ぶ)し、静かに弦をたたいた。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心、岡倉覚三(著)
其の時院の御(み)けしきかはらせ給ひ、汝聞け、帝位は人の極(きはみ)なり。若(も)し人道(にんだう)上(かみ)より乱す則(とき)は、天の命(めい)に応じ、民(たみ)の望(のぞみ)に順(したが)うて是を伐(う)つ。
其後(そののち)、夫(をつと)自(みづか)ら(六二)抑損(よくそん)す、晏子(あんし)怪(あや)しんで之(これ)を問(と)ふ。御(ぎよ)、實(じつ)を以(もつ)て對(こた)ふ。晏子(あんし)薦(すす)めて以(もつ)て大夫(たいふ)と爲(な)せり。
郎女は尊さに、目の低(タ)れて來る思ひがした。だが、此時を過してはと思ふ一心で、御(ミ)姿から、目をそらさなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
高野博士は、昔から鏡板の松を以て、奈良の御(オン)祭の中心になる——寧、田楽の中門口の如く、出発点として重要な——一(イチ)の松をうつしたものだ、とせられてゐました。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其すら、其後(ゴ)、人の世になつても、氏貴い家々の娘御(ゴ)の閨(ネヤ)の戸までも、忍びよると申しまする。世に言ふ「天若(アメワカ)みこ」と言ふのが、其でおざります。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
 法皇は草坐(むしろにざし)玉ひ終日庭上(には)に御(ましま)し晩(くれ)にいたりてむなしく本院へ還□(かへらせ)玉へり。
根神おくでの略語と言ふ事は出来ないのである。御(オ)くでは、くでとかこでとか言ふ語が語根で、託女と訳してゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
伏して惟(おも)ふに皇帝陛下二、一を得て光宅(くわうたく)し、三に通じて亭育(ていいく)したまふ。紫宸に御(いま)して徳は馬の蹄(つめ)の極まるところに被(かがふ)り、玄扈(げんこ)に坐(いま)して化は船の頭(へ)の逮(いた)るところを照したまふ。
源河女童(ミヤラビ)の 御(ウ)すぢどころ(源河節)
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)