“閨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねや94.8%
ネヤ2.6%
けい1.7%
しとね0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見るに衣裳なり見苦みぐるしけれども色白くして人品ひとがら能くひなまれなる美男なればこゝろ嬉敷うれしくねやともなひつゝ終に新枕にひまくらかはせし故是より吉三郎もお菊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其すら、其、人の世になつても、氏貴い家々の娘ネヤの戸までも、忍びよると申しまする。世に言ふ「天若アメワカみこ」と言ふのが、其でおざります。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
((晏子))(四七)しやせず、(四八)けいる。これひさしうして越石父ゑつせきほ(四九)たんとふ。
待人の紙綟こよりが結ばっていそうだし、取残したすだれの目から鬢櫛びんぐしが落ちて来そうで、どうやらみどりとばりくれないしとねを、無断で通り抜ける気がして肩身が細い。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)