“置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
74.5%
おき9.2%
おい5.8%
おか5.3%
おく1.7%
おけ1.5%
0.5%
0.5%
0.2%
なら0.2%
0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十七ねんぐわつ十四幻翁げんおう望生ぼうせい二人ふたりとも馬籠まごめき、茶店ちやみせ荷物にもつ着物きものあづけてき、息子むすこ人夫にんぷたのんで、遺跡ゐせきむかつた。
百樹もゝき曰、唐土もろこしにも弘智こうちたる事あり。唐の世の僧義存ぎそんぼつしてのちしかばね函中はこのなかおき、毎月其でしこれをいだし爪髪つめかみのびたるを剪薙はさみきるをつねとす。
ソレはつまらない、君はこれもっおどすつもりだろうが、長い刀を家において今の浪人者をおどそうといっても、威嚇おどかしの道具になりはしない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
けだし冥々めい/\には年月をおかずときけば百年もなほ一日の如くなるべし。(菅公の神灵にるゐする事和漢に多し、さのみはとこゝにもらせり。)
きしそばだちたる所は鮏きしにつきてのぼるものゆゑ、岸におくばかりのたなをかきて、こゝにこし魚楑なつちをさし鮏を掻探かきさぐりてすくひとるなり。
だからお勢みたようなこんな親不孝なもんでもそう何時までもお懐中ぽっぽあすばせてもおけないと思うと私は苦労で苦労でならないから、此間こないだあたしがネ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
まだまだ恐ろしいインチキの天才ばっかりが今の赤には生き残っとるばんたん。そんげなおなごをば養うくかぎり、今にとんでもない目に会うば……アンタ……
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
余はコロボツクルは衣服いふくいうすれどときとしては屋内抔にて之を脱ぐ事有りしならんと想像そうぞうす。以上は口碑にをもきをきての説なり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「地」というも勿論当時の地文学ちもんがくしたがっての語であって、地球を意味せず、地を扁平へんぺいなものと見てのことばである。故に「地の基を我がえたりし時」というのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
眼前めのまへにあるソースやからし入物いれものだの、ごちや/\ならべた洋酒のびんだの、壁紙で貼りつめた壁だの、その壁にかゝる粗末の額、ビイルの広告などは、反つて私の身を置く場所にふさはしかつた。
(新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
アブラハム、壇を築き、柴薪をならべ、その子イサクを縛りて、これを壇の柴薪の上にせたり。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
又百済池津媛、石河楯とかたらひして、天子の逆鱗に触れて、二人ともに両手・両脚を、木に張りつけ、仮庪の上にゑて、来目部クメベの手で、焚き殺された(雄略紀)よしが見える。
桟敷の古い形 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)