“存命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながら41.7%
ぞんめい33.3%
ながらへ16.7%
いきなが8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
存命ながらえて坊主になって老い朽ちた。娘のために、姉上はそれさえお引取りになった。けれども、その魂は、途中でおす海月くらげになった。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なかにも伊那丸は、おさなくして別れた父、なき人とばかり思っていた父——その父の存命ぞんめいを知っては、いても立ってもいられなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たのしみに此世に存命ながらへべきや何卒なにとぞわたくしへも自害じがい仰付られ度と願はれければ越前守是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昔海だった処が漸々隆起して陸となり山となったにれて当時磯に生えおったこの藻も鹹水住居を淡水に振り替えて渓流で存命いきながらえある一種となったか