“同人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうにん57.9%
どうじん31.6%
ともざね5.3%
ほんにん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、彼らの仲間で出している、『我等の主張』という同人どうにん雑誌の中に、「ラスコリニコーフのために」という感想文を彼が寄稿しているのを発見した。
誰が何故彼を殺したか (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
『活文壇』は木曜会同人どうじんの作を発表するのかたわらひろく青年投書家の投書を歓迎して販売部数を多からしめんことを試みたり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
代々伊予松山藩の士で、父を内藤房之進同人ともざねといった。同人とは妙な名であるが、これは易の卦から取ったのである。母は八十やそといった。私は長男で助之進といった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
「いや、まだ帰りませんでございますが、もちろんこれは同人ほんにん承知の上の事でございまして、どうかあしからずその——」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)