“里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さと50.7%
46.7%
ざと0.9%
さあ0.4%
さァと0.4%
マイル0.4%
リバプール0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、道行みちゆきにしろ、喧嘩けんくわにしろ、ところが、げるにもしのんでるにも、背後うしろに、むらさと松並木まつなみきなはていへるのではない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ばか、てんは、一も、二も、十も、百も、もっと、もっとたかいのだよ。」と反対はんたいした子供こどもは、それをしてさけびました。
木に上った子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そういう中でも、ことに我々の心を動かすのは、ニルヤという海のかくざとの消息が、この方面から次々と伝わってくることである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
さあちゃんはもう少しさっきまでいたんですけれど、おっかさんが急病だといって、うちから迎いが来たもんですから、びっくりして帰ったんですよ」
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おォやのさァとがこォひしやァ………
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
ヂパングは「支那」大陸から東千五百マイルばかり離れて、大海の中にある甚だ大きな島である。その國民は色が白くて非常に開化してゐる。……この國民の有する黄金は無限である。
八、南米行 客船はリバプール港より出て、風も雨も夏の深まりを知る。フランスの海で涼気を初めて覚え、ポルトガルの首都では暑熱はなお強かった。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)