“巴里人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
パリジャン33.3%
パリジヤン33.3%
パリイじん16.7%
パリーじん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雅容と機智を誇るわが巴里人パリジャンは、一世の皮肉屋狐主人メエトル・ルナアルの筆端に翻弄せられて、涙ぐましきまでの喜劇を演ずるのである。
劇作家としてのルナアル (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
(ハリスを英人だと言へばあるひおこり出すかも知れない、生れは愛蘭アイルランドで今は亜米利加アメリカにゐるが、自分では巴里人パリジヤンの積りでゐるらしいから)
う云ふ緩急二面の生活を同時に味はつて居るのが巴里人パリイじんなのであらう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
近頃の巴里人パリーじんが都会のぐ外なるセエヌ河畔の風景を愛するようになったその来歴をくわしく語って、偶然にも自分をして巴里人と江戸の人との風流を比較せしめた。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)