“露里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エルスター14.3%
ベスター14.3%
ヴェルスト14.3%
ろり14.3%
ウェルスト14.3%
ヴェルスタ14.3%
ヴエルスタ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町から修道院までは一露里エルスターとほんの少ししかなかった。この時刻では人通りも途絶えた道を、アリョーシャは急ぎ足に歩いて行った。
周囲、十露里ベスター。断崖絶壁。島の中央には、ニコーデ型の火山が唐突に二千メートルも立ち上り、すさまじい火柱を空に噴き上げている。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
チチコフは十五露里ヴェルストの里程標をとおり過ぎながら、マニーロフの言葉によると、この辺に彼の村がある筈だと思った。
南へわずか十二露里ろり(約三里)の処に在る日本軍の前哨ぜんしょうまで、鉄道線路伝いによろめいて来る間のことです。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
市をとほりながら、くしやみもしたし、ハンカチで鼻汁はなもかんだけれど肝腎のことはすつかり忘れてしまつてゐたのぢや。で、やつと気がついた頃は、市の関門を六露里ウェルストばかりも距たつてゐた。
現時げんじ見解けんかいおよ趣味しゅみるに、六号室ごうしつごときは、まことるにしのびざる、厭悪えんおえざるものである。かかる病室びょうしつは、鉄道てつどうること、二百露里ヴェルスタのこの小都会しょうとかいにおいてのみるのである。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
現時げんじ見解けんかいおよ趣味しゆみるに、六號室がうしつごときは、まことるにしのびざる、厭惡えんをへざるものである。かゝ病室びやうしつは、鐵道てつだうること、二百露里ヴエルスタ小都會せうとくわいおいてのみるのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)