“露西亜”のいろいろな読み方と例文
旧字:露西亞
読み方割合
ロシア83.3%
ロシヤ12.1%
ろしあ2.3%
ろしや1.9%
ルッソ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独逸ドイツ屹度きつと最後の独逸人となるまで戦ふだらう、露西亜ロシア人もまた最後の露西亜人となるまで戦ふだらうが、唯英吉利イギリス人は——さうさ
露西亜ロシヤのレニン一派の政府のように極端な無抵抗主義に殉じるの愚を演じない限り、一国だけが単独に撤廃されるものではありません。
何故の出兵か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
第一 病気の敵 今や我邦わがくに露西亜ろしあに向って膺懲ようちょういくさを起しました。我が海陸軍は連戦連勝の勢いでしきりに北亜の天地を風靡ふうびします。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ところが、あの年は馬鹿にまた猟がなくて、これじゃとてもしようがないからというので、船長始め皆が相談の上、一番度胸をえて露西亜ろしやの方へ密猟と出かけたんだ。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
直径が二尺近い盞形さかずきがたをしたもので、外側には露西亜ルッソビザンチン特有の生硬な線で、アイヷソウフスキーの匈奴フン馴鹿トナカイ狩の浮彫が施されていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)