『六号室（ろくごうしつ）』

町立病院の庭の内、牛蒡、蕁草、野麻などの簇り茂つてる邊に、小やかなる別室の一棟がある。屋根のブリキ板は錆びて、烟突は半破れ、玄關の階段は紛堊が剥がれて、朽ちて、雜草さへのび／＼と。正面は本院に向ひ、後方は茫廣とした野良に臨んで、釘を立てた鼠 …

著者	アントン・チェーホフ
翻訳者	瀬沼夏葉
ジャンル	文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語
初出	「文藝界」1906（明治39）年4月
文字種別	旧字旧仮名
読書目安時間	約1時間31分（500文字/分）
朗読目安時間	約2時間32分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

退（よ） 語（しやべ） 吐（ほつ） 然（け） 誰（ゝれ） 切（くひしば） 終（おほ） 坐（か） 二（につ） 爲（せゐ） 終（す） 然（しかし） 三（さつ） 先（もと） 些（いさゝか） 極（きはみ） 燻（いぶり） 發（か） 切（せめ） 重（ぢゆう） 生（しやう） 所有（もつ） 申（もを） 終（を） 切（しきり） 何（いつ） 小（さゝ） 直（たゞち） 極（きはま） 悉皆（のこらず） 日中（にちゞゆう） 片端（かたツぱし） 些（ちよつ） 辱（はづか） 終（をはり） 埋（うづま） 直（ぢき） 突掛（つツか） 始終（ふだん） 反（はん） 言（いひ） 度（たい） 日中（にちぢゆう） 向（むかふ） 敏捷（てきぱき） 嗄（しやが） 輝（てら） 靜（しづま） 突（つい） 同胞（どうばう） 施（やが） 否（いなや） 有（う） 杯（こつぷ） 頭上（かしらのうへ） 夜（よも） 乃（そこで） 憐（あはれめ） 費（つひ） 始終（しゞゆう） 訪問（たづ） 微笑（びせう） 衆（しゆう） 恐怖（おそる） 噛（くは） 出（だし） 後方（こうはう） 願（ねがは） 健（したゝ） 温（あたゝか） 方（ぱう） 下（さ） 行（ぎやう） 縮（ちゞめ） 薫（く） 恃（かゝ） 留（とゞま） 香（かう） 恐（おそろし） 全然（まる） 高尚（こうしやう） 生（うま） 直（なほ） 變（ぺん） 交際（かうさい） 化（くわ） 祝（しゆく） 爽（さはやか） 極（きまり） 和（やはら） 有（あら） 滴（こぼ） 否（いえ） 大食（おほぐ） 通（どほ） 微（ほのか） 大（おほい） 下（おろ） 熟視（みい） 惜（あた）

題名が同じ作品

六号室 （新字新仮名）／ アントン・チェーホフ （著）