“歇私的里”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヒステリー57.1%
ヒステリ28.6%
ヒステリイ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歇私的里ヒステリーのお峯は悪魔を宿して、初七日を過ぎないうちに借金の催促となり、やがて一聯隊の執達吏が雪ぢかい寒村へおしよせるに違ひない。
村のひと騒ぎ (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
代助は硬くなって、すくむが如く三千代を見詰めた。三千代は歇私的里ヒステリの発作に襲われた様に思い切って泣いた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「医者? 医者の言うことなぞがどうしてあてに成りましょう。女の病気とさえ言えば、直ぐ歇私的里ヒステリイ……」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)