“受納”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけい40.0%
じゆなふ30.0%
うけをさ10.0%
うけ10.0%
じゅのう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好いものでありさえすれば仮令たとえいかなる人の有っているものでも、それを受納うけいれるに躊躇ちゅうちょしなかったほど、それほど心のかわいていた捨吉は
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其方ども支配とは申ながら松本理左衞門申おもむきに相任あひまか賄賂わいろの金銀受納じゆなふ致せし而已のみならず不都合つがふの吟味に及び候條不屆至極に付主家しうか門前拂申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きくうへは假令夫婦になられずとも本望なりさらば此品暫時しばらく借用申すと受納うけをさめ立歸らんとするにお菊はなみだうかめ此程より申せし通り父御ちゝごは御身を入ずほかより金を持參のむこ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「それ神の震怒いかりは不義をもて真理を抑うる人々に向って天より顕わる」とのパウロの言の如きは彼等の受納うけざる所である(羅馬書一章十八節)
……なにとぞ、おうたがいなくご受納じゅのうのほどを
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)