“震怒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんど60.0%
いかり40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丞相じょうしょう公孫賀こうそんが御史大夫ぎょしたいふ杜周としゅう太常たいじょう趙弟ちょうてい以下、誰一人として、帝の震怒しんどを犯してまで陵のために弁じようとする者はない。口を極めて彼らは李陵の売国的行為をののしる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
御鷹おたかの獲物はかかり次第、まるを揚げねばなりませぬと、なおも重玄をさんとせし所へ、上様にはたちまち震怒しんどし給い、つつを持てと御意あるや否や、日頃御鍛錬ごたんれん御手銃おてづつにて
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「それ神の震怒いかりは不義をもて真理を抑うる人々に向って天より顕わる」とのパウロの言の如きは彼等の受納うけざる所である(羅馬書一章十八節)
六節には彼の地文学ちもんがくの知識がうかがわれる、「れ(神)山を移し給うに山知らず、彼れ震怒いかりをもてこれをくつがえし給う」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)