震怒いかり)” の例文
「それ神の震怒いかりは不義をもて真理を抑うる人々に向って天より顕わる」とのパウロの言の如きは彼等の受納うけざる所である(羅馬書一章十八節)
六節には彼の地文学ちもんがくの知識がうかがわれる、「れ(神)山を移し給うに山知らず、彼れ震怒いかりをもてこれをくつがえし給う」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
殊に来らんとする神の震怒いかりの日に於ける彼等の仲保者又救出者として仰いだのである、「千世経し磐よ我を匿せよ」との信者のさけびは殊に審判さばきの日に於て発せらるべきものである
ねがわくは汝我を陰府よみかくし、汝の震怒いかりむまで我をおおい、わがためにときを定めしかして我をおもい給え」(十三)とは再生の欲求の発表である。ヨブは今神の怒に会えりと信じている。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)