“君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きみ82.7%
くん8.2%
ぎみ4.6%
キミ3.6%
さん0.7%
きび0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がしかしその男がこの時ばかりは「きみ実際恐怖おそろしかったよ」と顔色を変えて私にはなしたくらいだから、当人は余程凄かったものだろう
暗夜の白髪 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
ぼくはそのかおながめた時、おもわず「ずいぶんやせましたね」といった。この言葉ことばはもちろん滝田くん不快ふかいあたえたのにちがいなかった。
滝田哲太郎君 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さては、ぐずり松平の御前とは、長沢松平ながさわまつだいらのお名で通る源七郎ぎみのことでござったか。いや、ますます面白うなって参ったぞ。
即、沖縄神道では、キミノロに限つては、七世にして神を生ずといふ信仰以上に出て、生前既に、半ば神格を持つてゐるのである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
僕もその頃、上村さんのお話と同様、北海道熱のはげしいのにかかっていました、実をいうと今でも北海道の生活は好かろうと思っています。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「おいきび、僕はいつも女の首ってぼのはこのぶえもなく美妙なぼのと考えるね。」