“女君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぎみ40.0%
をんなぎみ40.0%
ジヨクン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大日輪の光りの中から聖帝がお生まれになったのならば、天地馥郁てんちふくいくとして、花の咲きみちこぼれたる匂いのしべのうちに、麗しきこの女君めぎみは御誕生なされたのである。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「これはおれが高志こし大蛇をろちを斬つた時、その尾の中にあつた剣だ。これをお前たちに預けるから、お前たちの故郷の女君をんなぎみに渡してくれい。」
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
巫女ノロ郷巫ツカサなどが依然、女君ジヨクンの権力を持つてゐる離島ハナレでは、どうかすればまだ、さうした古代が遺つてゐる。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)