“女房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょうぼう23.6%
にようばう14.6%
かみさん13.4%
にょうぼ11.4%
おかみ6.3%
にようぼ6.3%
にようぼう4.3%
かみ3.5%
かかあ3.1%
かない2.4%
つま2.4%
かゝあ1.6%
おかみさん1.2%
かか0.4%
かゝ0.4%
じゃアまア0.4%
おっか0.4%
おんなあるじ0.4%
こいつ0.4%
これ0.4%
じゃあま0.4%
つれあい0.4%
にょぼう0.4%
はようばう0.4%
ばば0.4%
ふじん0.4%
やつ0.4%
ニョウボウ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房にょうぼうは、にこにことして、なにかぼんにのせて、あちらへはこんでいました。こちらには、びっこのむすめが、さびしそうにしてっている。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
も/\若氣わかげ思込おもひこんだやうな顏色かほいろをしてつた。川柳せんりう口吟くちずさんで、かむりづけをたのし結構けつこう部屋へやがしらの女房にようばうしからぬ。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
女房かみさんは、よわつちやつた。可恐おそろしくおもいんです。が、たれないといふのはくやしいてんで、それにされるやうにして、またひよろ/\。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お前がさしをぽんと投付けていやだと云ったので、何うも堅い娘だ、感心だ、あんな女を女房にょうぼに貰わないではおれが一旦口を出したのが恥だから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仕立やの店は、その実女房おかみさんのお稽古所だったのだ。常磐津ときわずのおしょさんだった文字春もじはるさんの家が仕立や井坂さんになったのだ。
女房にようぼいわく、御大層ごたいそうな事をお言ひでないうちのお米が井戸端ゐどばたへ持つて出られるかえ其儘そのまゝりのしづまつたのは、辛辣しんらつな後者のかちに帰したのだらう(十八日)
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
人間にんげん女房にようぼうこひしくるほど、勇気ゆうきおとろへることはない。それにつけても、それ、そのかばんがいたはしい。つた、またばしやり、ばしやん。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
歩行あるくより難儀らしいから下りたんですがね——饂飩酒場うどんバアの女給も、女房かみさんらしいのも——その赤い一行は、さあ、何だか分らない、と言う。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
四十親仁おやじで、これの小僧の時は、まだ微禄びろくをしません以前の……その婆のとこに下男奉公、女房かかあも女中奉公をしたものだそうで。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
亭主といふものは、女房かないを里帰りさせるか、それとも自分が遠くへ旅立でもしなければ、滅多に女房かないの手紙を読む機会に出会でくはさない。
天井てんじやうねづみがあれ御覽ごらん、とゆびをさすに、ふでやの女房つまはじめとしてにあるものみなわらひころげぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
斯ういふ奴は女房かゝあ大明神と崇め奉つて奴隷となるを甘んじてゐるのだから、邸の嬢様のやうな温和しい美しいのでは勿躰ない
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
「おお、湿った手拭を入れておいたな、だらしのない、袂が濡れた。成る程女房おかみさんには叱られそうなこッた。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十兵衛がのっそりで浮世の怜悧りこうな人たちの物笑いになってしまえばそれで済むのじゃ、連れ添う女房かかにまでも内々活用はたらきの利かぬ夫じゃとかこたれながら
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
情無い此我はよと、羨ましいがつひかうじて女房かゝにも口きかず泣きながら寐ました其夜の事、五重塔をきさま作れ今直つくれと怖しい人に吩咐いひつけられ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
さん宗慈寺の永禪和尚と云う者はえらい悪党でありみすと、前町の藤屋七兵衞と云う荒物屋が有って、その女房じゃアまアのお梅というのとわれえ事をしたと思いなさませ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「坊主、咽喉のどが乾いたろうで、水のかわりに、すきなものを遣るぞ。おお、女房おっか肖如そっくりだい。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さとれた吾妻下駄あずまげた、かろころ左褄ひだりづまを取ったのを、そのままぞろりと青畳に敷いて、起居たちい蹴出けだしの水色縮緬ちりめん。伊達巻で素足という芸者家の女房おんなあるじ
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女房こいつを連れ出すにも、なかなか、なんのかのと言い渋るので手拈てこずッたが、俺の夢見に二タ晩も岳廟の神があらわれて、きょうまでの魔邪まがつみは水に流し、以前の夫婦仲を誓い直せと
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
国に女房子を置放おきぱなしにした罰が一緒に報って来て私は女房これのかの字を受けたと見えて痳病りんびょうと来ました、これがまた二度めの半病床はんどやと来てつことが出来ませんで
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
眞「じゃア藤屋の女房じゃあまと悪い事やって居るか」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼のこの趣味も元来もともと好きな道とは言いながら寄る年浪に跡目もなく、若いころの一粒種は行方知れず、ことに三年前に女房つれあいに別れてからというものは
鉄叫子てっきょうし。すぐ奥へ行って、毋大虫ぶだいちゅうやおれの妻に助太刀してくれ。そして祝夫人や侍女こしもとなどは殺さぬように、どこか一つの女房にょぼう(女部屋)へ押しこめておくがいいぜ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼等かれら各自めい/\つて種々いろ/\かくれた性情せいじやう薄闇うすぐらしつうちにこつそりとおもつて表現へうげんされてた。女房はようばう言辭ことば悉皆みんなかほたゞ驚愕おどろき表情へうじやうもつおほはしめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
『うちの女房ばばが、きょうは住吉の縁家までまいって留守じゃ。よしよし遺書かきおきをして参ろうか。数右衛門、暫時しばらく、失礼申すぞ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その妻は日眼女にちがんによといひ、夫におとらぬ志を持した人で、この女房ふじんが年廿八の出産のをりに
長「直にったって大騒ぎなんで、家内うちに少し取込とりこみがあるんで、年頃の一人娘のあまっちょが今朝出たっきりけえらねえので、内の女房やつ心配しんぺえしてえるんでね」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女房ニョウボウノヘソクリヌスンデ短銃タンジュウウガゴトキトキメキ、一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア、キミ姿スガタノミ燦然サンゼンマワリノハナ石坂君イシザカクン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)