“姿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すがた85.4%
なり11.1%
ナリ0.7%
かたち0.6%
さま0.4%
ポーズ0.4%
すがれ0.2%
すたが0.2%
て0.2%
みすがた0.2%
スガタ0.2%
スタイル0.2%
ステイル0.2%
(すが)た0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あちらで、それを見(み)た奥(おく)さまは、女(おんな)はだれでも、鏡(かがみ)があれば、しぜんに自分(じぶん)の姿(すがた)を写(うつ)して見(み)るのが、本能(ほんのう)ということを知(し)らなそうに
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
岡山「それで一つ眼なら全(まる)で化物だ、こんな山の中で猟人(かりゅうど)が居るから追掛けるぞ、そんな姿(なり)でピョコ/\やって来るな、亭主を呼べ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
われ/\が現に知つて居る姿(ナリ)の、日本中の何れの国も、万国地図に載つたどの島々も皆、異国・異郷ではないのである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
年来(としごろ)の大宮仕(づか)へに馴れこしかば、万(よろづ)の行儀(ふるまひ)よりして、姿(かたち)なども花やぎ勝(まさ)りけり。
楯をも貫くべき雨の打付(ぶつか)り来る度撓む姿、木の軋る音、復(もど)る姿(さま)、又撓む姿、軋る音、今にも傾覆(くつがへ)らんず様子に、あれ/\危し仕様は無きか、傾覆られては大事なり、止むる術も無き事か
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
おもひおもひの姿(ポーズ)で、恰(まる)で彫像か何かのやうにおし黙つて、余つ程深い瞑想に沈んでゐるといふ風な余つ程深い瞑想に沈んでゐるといふ風な、不思議な光景だつた。
海路 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
お前(まへ)の影(かげ)は人間(にんげん)の形(かたち)を失(うしな)ひ、お前(まへ)の姿(すがれ)は背嚢(はいのう)に隠(かく)れ
「おい、気をつけて、わたしの姿(すたが)を見失(みうしな)わないように」と親方が注意した。けれどかれの注意は必要(ひつよう)がなかった。
書紀によれば、大海人皇子は「生(あれ)まししより岐嶷(いこよか)なる姿(みすがた)有り、壮(をとな)に及びて雄抜(をを)しく神武(たけ)し」とある。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
女房(ニョウボウ)ノヘソクリ盗(ヌス)ンデ短銃(タンジュウ)買(カ)ウガ如(ゴト)キトキメキ、一読(イチドク)、ムセビ泣(ナ)イテ、三嘆(サンタン)、ワガ身(ミ)クダラナク汚(キタナ)ク壁(カベ)ニ頭(アタマ)打(ウ)チツケタキ思(オモ)イ、アア、君(キミ)ノ姿(スガタ)ノミ燦然(サンゼン)、日(ヒ)マワリノ花(ハナ)、石坂君(イシザカクン)
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
中にはわざわざ反り身になって、懐中時計を出しながら、能勢の父親の姿(スタイル)を真似て見る者さえある。自分は、思わず下を向いた。
父 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
石井柏亭の気に入つたのは此(この)姿(ステイル)だと思つたが、僕には十数年前(ぜん)の日本の田舎(ゐなか)の女学生を見る様で野暮(やぼ)臭かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
腸(はらわた)断(た)えざらん限(か)ぎりなき心(こゝろ)のみだれ忍艸(しのぶぐさ)小紋(こもん)のなへたる衣(きぬ)きて薄(うす)くれなゐのしごき帯(おび)前に結びたる姿((すが)た)今(いま)幾日(いくひ)見(み)らるべきものぞ年頃(としごろ)日頃(ひごろ)片時(かたとき)はなるゝ間(ひま)なく睦(むつ)み合(あ)ひし中(うち)になど底(そこ)の心(こゝろ)知(し)れざりけん少(ちい)さき胸(むね)に今日(けふ)までの物思(ものおも)ひはそも幾何(いくばく)ぞ昨日(きのふ)の夕暮(ゆふぐれ)お福(ふく)が涙(なみだ)ながら語(かた)るを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)