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『海路』
ふりがな文庫
『
海路
(
かいろ
)
』
「登志さん、果物でも持つて行つたらどうなの、雑誌ばかり読んでゐないで……」 ナイフや皿の用意をととのへながら、母は登志子を促した。 「キクに言つてよ。あの集りの中へ這入つて行くのは、あたし何だか気まりがわるいのよ、あたしが行くと皆が変に黙つ …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「令女界 第十四巻第六号」宝文館、1935(昭和10)年6月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
姿
(
ポーズ
)
卒
(
を
)
寝台
(
ベツド
)
夜着
(
ピヂヤマ
)
巨漢
(
おほをとこ
)
恰
(
まる
)
彫
(
きざ
)
戯談
(
じようだん
)
森
(
しん
)
容子
(
ようす
)
幾人
(
いくたり
)
海路
(
かいろ
)
離室
(
はなれ
)