“離室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなれ98.7%
はなれむろ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、庭の外はすぐ東山裾の深い竹林につづいている奥まった離室はなれに通って、二、三の食べる物などを命じてしばらく話していた。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
やがてお客様達がお食堂の方へお入りになると、乳母ばあやさんは達也様を抱いて、静かなお離室はなれへやって来て、一息いていました。
美人鷹匠 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
あやしともはなはだ異し! く往きて、疾くかへらんと、にはかひきゐくるまに乗りて、白倉山しらくらやまふもと塩釜しおがま高尾塚たかおづか離室はなれむろ甘湯沢あまゆざわ兄弟滝あにおととのたき玉簾瀬たまだれのせ小太郎淵こたろうがぶちみちほとりに高きは寺山てらやま、低きに人家の在る処
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)