“海路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいろ46.2%
うなじ23.1%
うなぢ7.7%
うみじ7.7%
うみぢ7.7%
コース7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母の手から貰つて横に糸でゆはへ附けてある鍵で箱の中をあけやうとするのであつたが、金具は通つて来た海路かいろの風の塩分で腐蝕して鍵が何方どつちへも廻らない。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「時政殿には、首尾よう舟を手に入れられて、海路うなじ安房あわへと、お渡りになりました」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時いちじ真闇まやみ海路うなぢ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
長き海路うみじつつがなく無事横浜に着、直ちに汽車にて上京し、神田かんだ錦町にしきちょう寓居ぐうきょに入りけるに、一年余りも先に来り居たる叔母は大いに喜び、一同をいたわり慰めて
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「まだだよ。海路コースは見通しだが空一面に残ってるもんだから天測が出来ねえ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)