“写”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
うつ70.8%
うつし12.5%
うつせ4.2%
しや4.2%
うち2.1%
2.1%
かか2.1%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あちらで、それをおくさまは、おんなはだれでも、かがみがあれば、しぜんに自分じぶん姿すがたうつしてるのが、本能ほんのうということをらなそうに
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
巻中の画、老人が稿本かうほん艸画さうぐわしんにし、あるひは京水が越地にうつし真景しんけい、或里人さとびとはなしきゝに作りたるもあり、其地にてらしてあやまりせむることなかれ。
百樹もゝき曰、北越に遊びて牧之老人が家に在し時、老人家僕かぼくめいじて雪をこぐ形状すがたを見せらる、京水かたはらにありて此図をうつせり。穿物はくものは、○かんじきすかりなり。
明月記は千しやの書なれば七は六のあやまりとしても氷室をいでし六月の氷あしたまつべからず。けだし貢献こうけんの後氷室守ひむろもりが私にいだすもしるべからず。
写真機ばもつて行たツ、わしどんば、みんなうちいてくるツてツたい……。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
まいおしえうけく者は夢路を辿たどる心地して困じて果はうち泣くめり云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
婦人は普通の俗字だも知るはまれにて漢字からもじ雅言がげんを知らず仮名使てにをはだにもわきまへずへんつくりすらこころ得ざるに、ただ言語ことばをのみもて教へてかかするわが苦心はいふべうもあらず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
絵図にっているにちがいなかった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)