“氣”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
62.7%
23.0%
8.3%
1.5%
いき1.0%
きい1.0%
1.0%
いろ0.5%
こゝろ0.5%
どく0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしてつてまゐります品物しなものらないと、ひどいんですぜ、そりや、んだり、つたり、ポカ/\でさ。我又不善擇人參可否われまたにんじんのかひをえらぶことをよくせず
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
横笛今は心を定め、ほとほととかどを音づるれども答なし。玉をべたらん如き纖腕しびるゝばかりに打敲うちたゝけども應ぜんはひも見えず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「そりやもう、自分のしなくちやならないことは、ちやんと心得てるさ——誰もかなやしないわ。」とリアは、意味ありに答へた。
るくおあそばせばれまで、さりとは方圖はうづのなきおわがまヽとおもつてしかりつけしがれもしゆおもひの一なり、もとよりおそののあるではなくたゞおさなひとぎらひして
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
現に「生き」は「いき」にして「生命いのち」はいきの内なれば、氣の「いき」の義は一轉して人の精神情意と其の威燄光彩の義となる。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
はんねえでもくすりきいついてたのよ」勘次かんじはおつぎのいふのをむかへていた。かれの三尺帶じやくおびにはときもぎつとくゝつたかたまりがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此だけの語が言ひ淀み、淀みして言はれてゐる間に、姥は、郎女の内に動く心もちの、凡は、どつたであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ひとつのいろをもとゝして
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
取扱ひさせる事は些少ちと無念ぶねんなるべし此以後は隨分ずゐぶんこゝろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
るにどくなるはあめなかかさなし、途中とちう鼻緒はなをりたるばかりはし、美登利みどり障子しようじなかながら硝子がらすごしにとほながめて、あれれか鼻緒はなをつたひとがある
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)