“人氣”のいろいろな読み方と例文
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読み方割合
ひとけ37.5%
にんき33.3%
じんき12.5%
ひとげ12.5%
ひとつけ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凡そ、村で人氣ひとけのあるらしく見えるのは、此家と鍛冶屋と、南端れ近い役場と、雜貨やら酒石油などを商ふ村長の家の四軒に過ぎない。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
主墳しゆふんではるまいが、人氣にんきゆるんで折柄をりがらとて、學者がくしやも、記者きしやも、高等野次馬かうとうやじうまも、警官けいくわんも、こと/″\此所こゝあつまつて、作業さくげふ邪魔じやまとなること夥多おびたゞしい。
けてもいのさ、れは仕方しかたいとあきめるから、おまへなにないでいからたゞ横町よこてうくみだといふで、威張ゐばつてさへれると豪氣がうぎ人氣じんきがつくからね
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
人氣ひとげもないそのあたりのあししげみは
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ついいましがた牡丹亭ぼたんていとかいふ、廣庭ひろには枯草かれくさしもいた、人氣ひとつけのないはな座敷ざしきで。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)