“西宮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にしのみや83.3%
せいきゅう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あてやわ、姉ちゃん、あて西宮にしのみやの一二三四番へかけてんねんわ」と家の電話番号をいう声が、聞いてるとやっぱりまぎれものう光子さんで
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
兵庫、西宮にしのみやから大坂間の街道筋は、山陰、山陽、西海、東海諸道からの要路に当たって、宿駅人馬の継立つぎたても繁雑をきわめると言われたころだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「芙蓉モ及バズ美人ノヨソホヒ、水殿風来タッテ珠翠カンバシ」と王昌齢がうたったところの西宮せいきゅう睫妤はんにょを想わせる。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
太祖の病は洪武三十一年五月に起りて、どううるう五月西宮せいきゅうに崩ず。その遺詔こそは感ずべく考うべきこと多けれ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)