“塵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちり90.1%
ごみ5.8%
ほこり1.8%
じん0.9%
チリ0.7%
ぢん0.2%
ぽこり0.2%
ゴミ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべ富豪かねもちといふものは、自分のうちに転がつてゐるちり一つでも他家よそには無いものだと思ふと、それで大抵の病気はなほるものなのだ。
青磁の皿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
病葉わくらばも若葉も、ごみのように舞って、人々の鎧へ吹きつけて来るし、炊事している兵站部へいたんぶの、薪のけむりが風圧のために地を低く這って
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから熊さんの水撒車の通ったあとは、いくら暑い日でも涼しくて、どんな風の強い日でも、ほこり一ツ立ちませんでした。
この流星の大部分は、上空で燃えて、非常に小さい微塵みじん、すなわち宇宙じんとなって、大気の中に分散してしまう。
比較科学論 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
願ワクバチリト灰トヲ共ニセン
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぢん固緊しめつくれば、物々もの/\しやと苦桃太郎にがもゝたらう惣身そうみ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
八町畷はっちょうなわてすなぽこりでお徒歩ひろいになりますより、矢張やっぱり船を待たして置いてお乗りになれば、この風ですから、帆も利きます、訳無く行ってしまいますよ
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
まるで、それに比らべたら、場末のグヂヨ/\した大きな「ゴミ箱の中で」働いてゐると云つてもいゝ。
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)