“砂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すな83.9%
いさご11.6%
イサゴ3.6%
しゃ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのじょは、かぜかれながらっていましたが、やがて、自分じぶんもまたすなうえへすわったのです。そして、やはりうみほうていました。
北の少女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぐるりと三人、がなえに夫人を巻いた、金の目と、銀の目と、紅糸べにいとの目の六つを、あしき星のごとくキラキラといさごの上に輝かしたが
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
明るいのは、山ギハばかりではなかつた。地上は、イサゴの數もよまれるほどである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
沿道百余里、ちりをもおそれ、しゃを掃き、幕をひき、民家は炊煙もって、ただただ彼の車蓋の珠簾じゅれんとおびただしい兵馬鉄槍が事なく通過するのみをいのった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)