“他家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よそ74.4%
たけ9.3%
ほか8.1%
わき7.0%
ひと1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべ富豪かねもちといふものは、自分のうちに転がつてゐるちり一つでも他家よそには無いものだと思ふと、それで大抵の病気はなほるものなのだ。
青磁の皿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
こいつをやるのは西風戦シーフォンせん北風戦ペーフォンせんといったように、四人の面子メンツがお互に、「ここで大きいものを作って他家たけよりリードしよう」
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それに他家ほかから嫁を貰い、夫婦養子をしたほうがよくはなかろうかと、伍兵衛は、女房のおこよとも相談してそうすることに決心した。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
お前さんはお堅いけれ共三十金は容易たやすい金じゃアない、殊に暮ゆえ百金にも向うじゃアないか、此のきんを取ってお嬢さんを他家わきの妾にしなさればお前さんの為めになる
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ぬかしてよ。われや汝で、何ぜ俺とこを母屋やなんてたれるのや。どこで聞いて来た。他家ひとんとこへ来るなら来るで、ちゃんとして来い。」
南北 (新字新仮名) / 横光利一(著)