“騰貴”の読み方と例文
読み方割合
とうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最近一層騰貴とうきした諸材料のことなどに考え及び、あいつ、法螺ほらを吹いたのかと考え、どうも変だ、おかしい、おかしい、と呟いた。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
およ本年ほんねんの一ぐわつすぎには解禁後かいきんご推定相場すゐていさうばである四十九ドルぶんの一乃至ないし四十九ドルぶんの三まで騰貴とうきすることはたしか算定さんてい出來できたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
而して今日物価の騰貴とうきは非常なもので、ほとんどとどまるところを知らずという有様であるから、国民生活は早晩非常な困難に陥ることと思う。
〔憲政本党〕総理退任の辞 (新字新仮名) / 大隈重信(著)