“夏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なつ96.3%
2.5%
0.4%
なっ0.4%
なる0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なつになると、しろくも屋根やねうえながれました。おんなは、ときどき、それらのうつりかわる自然しぜんたいして、ぼんやりながめましたが
ちょうと三つの石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私はしばしばの礼制の話をするが、夏の子孫の国である現在のには、私のいうことを証拠立てるようなものが何も残っていない。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
われ等がこの里の名を聞くや、直ちに耳の底に響ききたるは、松風玉を渡るがごとき清水の声なり。の水とて、北国によく聞ゆ。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
少年「うそだよ、きっとなっちゃんの空耳だろう」
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
ああ、はやはるになって、つちみたいもんだ。そして、あのやさしい黄金色こがねいろかがやほしひかりたいものだ。はるなるあき、なんというながあいだわたしたちはまたほしとおはなしすることができるだろう。
ものぐさなきつね (新字新仮名) / 小川未明(著)