“土”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つち73.4%
14.9%
ツチ2.8%
どろ2.0%
くに2.0%
1.6%
0.4%
0.4%
ちゝ0.4%
づち0.4%
ところ0.4%
はに0.4%
チヤ0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つち一升、かね一升の日本橋あたりで生れたものは、さぞ自然に恵まれまいと思われもしようが、全くあたしたちは生花きばな一片ひとひらも愛した。
そこで、まえにちょうづめがやったように、なべのなかにはいって、おかゆのなかをころがりまわって、あじをつけようと思ったのです。
ウマヤノ マエノ ヒザシガ ヒニ ヒニ アタタカク ナツテ クロイ ツチカラ シロイ ユゲガ ノボリハヂメテ ヰマス。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
顔も、髪も、どろまみれに、真白まっしろな手を袖口から、ひしと合せて、おがんで縋って、起きようとする、腕を払って、男が足を上げて一つ蹴た。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
常世トコヨと称する異郷から、「まれびと」と言ふべき異人が週期的に、此くにを訪れたのである。さうしてその都度、儀礼と呪詞とを齎らした。
今日においては薩長会津三藩のみでなく拙藩を初め州、因州その他大義に志を抱く藩は多数これあり! これらが小異を捨てて大同につき連合してことに当れば
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
櫟井いちゐ一一 丸邇坂わにさ
呼吸いきに徐々に後れつ
わがひとに与ふる哀歌 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
おつかゞくつちやつれえつてあとかれんのだからちゝかぢつてもそんな料簡れうけんさねんだ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おお、関東かい。そうだろうと思った。左官のほうじゃあ、大阪づちの砂ずりなアンてことを言ってネ。左官も、大阪あっちのほうがいいようなことをいう向きもあるが——」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
昔の諺に、「ところ玉造たまつくり」ということがありまして、玉造は土地を持たなかった。また今の京都の天部あまべ部落は、もと四条河原に居まして、これを「四条河原の細工さいく」ともあります。
「吾が妊める子、もし國つ神の子ならば、こうむ時さきくあらじ。もし天つ神の御子にまさば、幸くあらむ」とまをして、すなはち戸無し八尋殿を作りて、その殿内とのぬちに入りて、はにもちて塗りふたぎて
次の日は朝九時神田、福原二君などを加へて、名護の西方小一里にあるウエチヤの古墓を見に行く。
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
我がいくさ人の 流血のうへに
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)