“泥土”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でいど61.4%
どろ15.8%
どろつち12.3%
ねばつち3.5%
ひづち1.8%
ごろた1.8%
つちひぢ1.8%
ぬかるみ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潮(しほ)の引く時泥土(でいど)は目のとゞく限り引続いて、岸近くには古下駄に炭俵、さては皿小鉢や椀のかけらに船虫のうようよと這寄(はひよ)るばかり。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
依て此石を庚申塚に祭り上に泥土(どろ)を塗(ぬり)て光をかくす、今猶(なほ)苔(こけ)むしてあり。好事(かうず)の人この石を乞(こ)へども村人(そんじん)祟(たゝり)あらん㕝を惧(おそれ)てゆるさずとぞ。
激しく雨水の落とした後(あと)の、汀(みぎわ)が崩(くず)れて、草の根のまだ白い泥土(どろつち)の欠目(かけめ)から、楔(くさび)の弛(ゆる)んだ、洪水(でみず)の引いた天井裏見るような、横木(よこぎ)と橋板(はしいた)との暗い中を見たが何(なに)もおらぬ。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてみよ そいつの陰鬱なしやべるが泥土(ねばつち)を掘るではないか。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
泥土(ひづち)に似る身ぞ。ああさは我が隠沼
詩 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「だんないわい、虫が好くのや、彼(あれ)が喫むのでなうて、腹の虫が喫むのや。線香を食うたり、壁土や泥土(ごろた)を囓(かぢ)る子があるもんやが、それと同じこつちや。病や。」
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
それには種子を播くものがみづから土を耕し、培ひ、また水を灌ぎなどして、わが手の泥土(つちひぢ)に汚さるるをも厭はず、面倒を見てやるだけの用意がなくては叶はない。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
蝸牛(かたつむり)匍(は)ひまはる泥土(ぬかるみ)に